理解できないことを”なぜ理解できないのか?"を説明する
こんにちわ。
オトナリソースです。
先日カメラマンとちょっとしたラフな会話をしてました。
彼女はフリーのカメラマンです。
結構有名な人の撮影をしているんですが、なかなか自分を売り出すことができていない。
若いうちはそれでもやっていけてたけども、コロナの影響もあって現場も減り、あたらしい仕事をと思っても、全く情報のないカメラマンを使う人もなかなかいないものです。
今までの実績を出せば納得してもらって、仕事の依頼には変わるかもしれないですけど、WEBサイトも無いし、SNSではカメラマンとしては打ち出してないしってな感じです。
依頼する側もおっかなビックリ!企業なんかじゃ絶対に稟議が通らないですね。
その人を使う理由が無いから
そんなわけで、ご相談がありました。
『自分を売り出していこうと思う。どうしたらいい?』
もぉ、このままですよ。
ざっくりな感じの質問。
『えっ?』
ってなりますよね。
マーケティングの話を一通りした
まずは質問に対しての指摘から始まりました
売り出すとは??
5W1Hですね
What:何を? → カメラマンのわたし
Who:誰に? → カメラマンを必要としている人たち
When:どんな時に? → 素材が必要な時に
Where:どこで? → ステージや広告で
Why:なぜ? → 今撮影している人以外とも仕事できるように幅を広げたいから
How:どのように? → インターネットとかで認知を拡大していきたい
まぁ、会話でなので、もうちょっと個人的に知っている情報も含めて話してもらいましたけども、ざっくりこんな感じです。
浅い...浅すぎる...
まぁ、これから何かを始めようという意思は強いみたいですけど、具体的な行動が出てきていない状態でしたね。
なので次の質問
KGIとKPIを決めていこう
まず、KGI最終目標(今段階での)を決めましょうという話をしましたね。
売り出していくとして、売り出した結果自分はどうなっているのか?
まぁ、サービスとかだったらどのようなサービスが出来上がっているか?ってところですね。
それを質問してみました。
『人気のカメラマンになりたい』
まぁ、そうでしょうねぇ。。。
売れないバンドマンと同じような印象を受けたわけです。
ヨクイルコウイウヤツ
そこを掘り下げたところで、話は進まないだろうと思い、逆算に入ります。
KPIを決めていこうというわけですね。
最終的なゴールに向かうために、途中の目標/指標を決めていくわけ。
今の自分に一番近い課題から解決していって、最終的にゴールに向けて進んでいくというわけです。
ゴールが無いからなかなか難しいですけど、
『自分の知っているカメラマンで理想に近い人はいるか?』
という質問を投げてみました。
言ってみればベンチマークですね。
その方がまだイメージしやすいのかなと思ってです。
数人出していただいて、その人たちの共通の事、その人たちのどこが理想的なところかを聞きました。
技術的な部分であったり、知識であったり、資産、繋がり、人柄など聞くことができたわけですね。
その場ではそのいくつかをピックアップして、そうなるには?の逆算を始めてみたわけです。
その結果、まず今やることはというところまでたどり着くことができました!
おめでとぉ~~🎵
数日後のどんでん返し
さてさて、その日はそれで納得して、まずは行動するって感じになったのですが...
数日たって連絡が来ます。
『まずやり始めるのはわかったんだけど...なぜそれがゴールにつながるかがわからない』
えっ?????
イメージしたゴールからの逆算の意味ってなに?って感じになったわけです。
ちょっと理解できなかったんですけど、匙を投げるつもりも特にないので、少しいろいろ会話してみました。
普段の事、カメラマンとして仕事している事、仕事相手から指摘されたりすることなどなど。
その結果、思った。
この人、素直過ぎて、考え方の応用ができないんだ
つまりは、逆算の考え方は道筋をちゃんと説明しながら話したんで、その場ではイメージ出来た。
山を登っていくのと一緒ですね。
登った山は下れば元の場所に戻るって考えにならない。
『上るのと下るのって別の行動でしょ?』
確かに。
でも、物事の因果関係として成り立つわけです。
別の事としてとらえてしまってるので、『下るときは下ることを0から考えなければならない』ってなってしまってるんですね。
色々なたとえ話をして、あなたの考え方はこんな感じだから、色々な場面で理解できなくて困ることが出てくるんだよ。
だから、焦って答えを出そうとするんじゃなくて、もう一度説明されたことを絵にするなりして整理して、順番に紐解いていくのが理解が深まる近道だよ。
っていう風に説明してあげた次第です。
そしたらとても納得してましたね。
あと、説明旨いねって。そういう人のサポートをしたら?って言われました。
どちらかというと、物事には必ず原因があると思っているので、『うまくいかないな』って思ったら原因を探すのと解決策を考えるのに時間を使うのが当たり前と思ってるんですけど、意外と世の中の人はそのやり方がわからなくて困っている人もいるのかな?って思ったりもしました。
本当にそんなサービスやってみようかな?ww
ご希望の方は是非ご連絡くださいねw
ではまた!